幼虫移行症


本来動物のに寄生している寄生虫の虫卵や幼虫が、人に侵入して体内を迷走したりする状態で起こるさまざまな症状を幼虫移行症といいます。

特に最近話題になっているのは、犬・ネコの回虫です。

汚染された土壌や水との接触、虫卵汚染している野菜をよく洗わずに、またよく加熱しないで食べた場合などに起こります。目や脳神経系に幼虫が達することもあり、大きな問題となることもあります。


予防するためには、

子どもの感染率が高いので、砂遊びの後や、動物と遊んだ跡はよく手を洗う。

食事などの前には必ずよく手を洗ってください。

食用野菜は十分な水洗を行ってください。

動物の糞便検査をして寄生虫の感染がないことを定期的に調べるようにしましょう。

感染があれば適切な駆虫を行ってください。

動物の糞便をきちんと始末してください。

よくシャベルだけ持って散歩をしている光景を見かけます。排泄物を埋めてしまうと、見た目にはきれいになるのですが、もし、その動物が寄生虫の卵を排泄していたとしたらその土壌は汚染され2次感染を起こす可能性が出てきます。排泄物は必ず持ち返ってください。